よくあるご質問

こんな時はまずお電話ください。優先的に診察いたします。

1.生後3か月までの発熱(体温が38℃以上もしくは37.5℃以上が続きいつもと違う様子がある時)
2.喘息などで息をすることがきつい
3.元気がなく、口から水分や食物が摂れない
4.下痢や嘔吐が頻回でぐったりしている

発熱について

発熱は体温が37.5℃以上が目安ですが、特に新生児や乳児は環境温の影響や熱がこもって37℃後半まで体温が上昇することがあります。熱以外の症状なく元気でいつもと変わりない様子であれば、着ているものなどを調整してしばらく経って計り直してください。なお38℃以上であれば、発熱していると考えてよいです。

解熱剤の使い方は?

感染症の時に出る発熱は、病原体に対する体の免疫反応です。解熱剤は、熱が高いこと自体で、お子さんがきつそうな時に38.5℃以上を目安に使用しましょう(6か月以上のお子さんからです)。また、病気そのものを治す薬ではありませんので、一時的に解熱しても再び発熱することがよくあります。大切なことは、水分を十分にとりよく休むことです。

水分のとり方は?(経口補水療法:ORT)

特に、嘔吐や下痢がひどい時は、脱水にならないように積極的に水分や電解質の補給をすることが重要です。アクラライトORSやOS-1などを最初はスプーン1さじずつ5分おきに頻回に与えてみましょう。一度に多く与えると嘔吐を誘発してしまうのでゆっくりあげましょう。吐かなくなってきたら、あげる間隔を徐々に短くしてみましょう。嘔吐が落ち着いてきたら、おかゆやうどんなど消化のよいものを少量ずつ開始してみましょう。

食物アレルギーにはどのようなものがあるの?

現在よく使われている分類を示します。
1.新生児・乳児消化管アレルギー(新生児・乳幼児食物蛋白誘発胃腸症)
主に乳児用調整粉乳を摂取して嘔吐や血便、下痢などの症状を起こします。発症率は0.21%(約1000人に2人)で、約70%が生後1か月以内に起こると言われています。
2.食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎
乳児アトピー性皮膚炎に合併して認められる食物アレルギーです。
3.即時型食物アレルギー
食物アレルギーの最も典型的なタイプです。摂取後2時間以内に症状が現れます。蕁麻疹や鼻汁、喉の違和感などから重症になると呼吸困難や血圧低下まで引き起こすアナフィラキシーという状態となり命に関わることがあります。
4.特殊型
(ⅰ)食物依存性運動誘発アナフィラキシー
原因食物を摂取後に主に2時間以内に行った運動によってアナフィラキシーが誘発されるものです。
(ⅱ)口腔アレルギー症候群
主に10歳から30歳代で花粉症の方に起こすことがあるもので、症状は、果物(リンゴ、西洋梨、もも、さくらんぼなど)や野菜(セロリ、人参、じゃがいもなど)を食べたあと、口の中、喉にかゆみやイガイガ感などの違和感が生じます。

乳児の皮膚ケアとは?

乳児期のアトピー性皮膚炎は、その後の食物アレルギーを起こすリスクを高めると言われています。生後早期より顔面からかゆみを伴う湿疹を認めることが多く、特にアレルギー疾患のある家族歴があるお子さんは新生児期より積極的なスキンケアと保湿剤や必要に応じてステロイド剤も使用して皮膚の状態を落ち着けておくことが大切です。

受診について

初めて受診したいのですが、どうしたらいいでしょうか?
当クリニックは、予約なしでも受診頂けますが、「診察優先券」をWebにて取得された方が優先となり、その時間帯に来院された場合のみ優先的に早く診察いたします。また、状態のよくないお子さんや入院紹介の可能性が高いお子さんを優先的に診察する場合もございますので、ご了承ください。
ご不明な点はお電話(TEL:092-624-5005)にてお気軽にお問い合わせください。
初めて受診する際は、何を持参したらいいですか?
健康保険証、市町村から発行される医療証、母子手帳、健診票(乳幼児健診の場合)、予防接種予診票(定期予防接種の場合)、現在服用されているお薬の内容が分かるもの(お薬手帳、処方箋など)、他院からの紹介状などがございましたら、ご持参ください。
駐車場はありますか?
敷地内に、約60台分の広々とした駐車場を完備しております。
何歳から何歳まで受診できますか?
小児科では、生まれたばかりの赤ちゃんから、中学生まで診察いたします。お子さんのことで心配なことがありましたら、何でもご相談ください。

予防接種、乳幼児健診について

予防接種や乳幼児健診は予約した方がいいですか?
予防接種と乳幼児健診、どちらも予約制となっております。お電話(TEL:092-624-5005)かオンラインにてご予約の上、お越しください。
何を持参したらいいですか?
健康保険証、市町村から発行される医療証、母子手帳、健診票(乳幼児健診の場合)、予防接種予診票(定期予防接種の場合)をご持参ください。尚、母子手帳をお忘れになると予防接種や健診を受けれなくなりますので、ご注意ください。
予防接種のスケジュールをどうすればいいのか分からないのですが・・
今は、ワクチンの種類も増え、親御さんの管理も難しくなってきていると思います。ご心配な方は、一緒にスケジュールを組んでサポートしていきますので、お気軽にご相談ください。
同時接種は問題ないのですか?
近年、同時接種がどんどん進んできています。海外では同時接種が一般的であり、安全性にも差がないということが分かっています。ワクチン数が多く不安に感じるかもしれませんが、通院数も減り、母子ともに負担は軽減されると思います。
任意接種のワクチンは受けなくてもいいのですか?
任意接種のワクチンは、受けなくてもいいワクチンという意味ではありません。任意接種のワクチンで防ぐ病気も、命に関わる重要な病気です。できるだけ受けていただいた方が安心ですので、接種をおすすめしています。
発熱していたのですが、解熱後何日で接種できますか?
予防接種をご希望の方には、1週間以内に発熱していないかお聞きしています。接種日に、37.5度の熱がある場合は、接種を見送りますので、ご注意ください。
乳幼児健診の日に予防接種を一緒にすることはできますか?
スケジュールが合えば、一緒にすることは可能です。ご相談ください。

その他の参考リンク

日本小児皮膚科学会お役立ちQ&A:こどもの紫外線対策にご利用ください
こどもの救急:病院に受診するべきかどうか、どれくらい急ぐべきかの参考にしてください
日本中毒情報センター:何か異物を誤嚥した時に参考にしてください